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野球 守備フォーメーション 


点差を考慮した守備フォーメーションを

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守備位置取りを決めたりフォーメーションを組む時は、必ず点差を考慮して1点も与えられない場面なのか?何点まで
なら与えても良いのか?を考えるようにするのが守備のセオリーです。
※2012/6/21ロク様ご意見反映

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ランナー3塁だからといって必ず前進守備ではない

ランナー3塁の場面だからといって必ず前進守備にする必要はありません。
例えば、8回に入り3対0でリードしている試合展開でランナー2,3塁の時は前進守備ではなく、定位置で良いでしょう。
内野ゴロで1点を奪われても、3対1でまだ2点リードです。
まだまだ相手が苦しい試合展開です。

それよりも怖いのが前進守備を敷いてヒットゾーンを広げた結果、内野手の間を抜かれてタイムリーを打たれ3対2に
されてしまうことです。
外野手が本塁送球していれば、打者は2塁まで進塁し、1点差に詰め寄られてなおもランナー2塁の場面です。
リードをしていても精神的に追い込まれてくるでしょう。

こういった場面では定位置に守り、ヒットゾーンを狭めて確実に1アウトを取ることを心掛けましょう。

無理な本塁送球はしない

また、上に書いた場面でタイムリーを打たれた時、本塁送球してもセーフの確率が高ければ、本塁送球は止めて打者走
者を2塁に進塁させないことを優先させましょう。

2点が入っても、まだ1点リードしていてランナーは1塁どまります。
次はゲッツーも狙えるし、守りやすくもなるでしょう。

逆に無理して本塁送球した結果、1点差になったうえランナーが2塁にいるため一打同点のピンチです。
同じ1点差でも精神的な追い込まれ方が全く変わります。

何点まで取られてもOKとするか?

では、どう考えて守備フォーメーションを決めるかと言うと、「何点まで取られてもOKとするか?」です。

例えば、中盤の3点リードで迎えた満塁の場面では極端に言えば「3点取られてもOK」ぐらいの意識で良いと思います。
この場面での内野手と外野手の守備位置は以下のとおりです。
内野手の守備位置は、
・サード、ファーストは定位置かやや前め
・ショート、セカンドはセカンドゲッツーを取りやすくするため、やや2塁ベース寄り
で良いと思います。
速い打球ならセカンドゲッツー、緩い打球なら近いベースを踏むか、1塁送球でアウトカウントを稼ぎます。
1点を与えても塁上のランナーを減らしてビッグイニングを作らせないことを優先させるのです。

外野手は定位置もしくはやや深めでも良いと思います。
意識としては、「シングルヒットによる2点はOK、長打は防ぐ」です。

このようにして考えていくことが大切です。

逆に負けている場面や同点での終盤では1点も与えらません。
ランナーが3塁にいれば、内野手は前進守備で本塁送球、外野手はやや浅めに守って1点を与えることを防ぐフォーメー
ションを敷くようにします。
(サヨナラの場面であれば、外野手は極端な前進守備を敷いてもOKです)

リードしている時こそ客観的視点を忘れずに

忘れてはならないのはリードしている時こそ冷静になり、客観的な視点を持つことです。
リードしていてもピンチになると、ついつい追い込まれている気分になりがちです。
客観的に見てみれば、「追い込まれるような状況ではない、まだ優勢だ」と言うことに気付ける筈です。

私の高校最後の夏は逆転サヨナラ負けです。
最終回はリードしていたはずなのにランナーがたまっていった時に「まだ優勢だ」と言う気持ちが欠けて焦りが出て
いました。

焦りは必ず悪い結果を招きます。
リードしている時こそ、落ち着いて客観的に状況を見れるようになりましょう。
(それが出来なかった私が言うなって感じですが。笑)

まずはマウンドに集まって笑いの1つでも取りましょう。
結構、効果がある上に誰が焦っているか分かります。笑顔が引きつっている選手がいたらその選手です。笑

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